「祭り」と「祭礼」という言葉はよく耳にしますが、いざ説明してみてといわれるとパッと説明をするのが難し
くはないでしょうか?簡単に説明すると祭りとは、神社などで執り行う神事のことを指します。一方、祭礼と
は、行列のことを指します。
ではなぜ、そもそも「祭り」と「祭礼」というものが誕生したのでしょうか?まず祭りと祭礼では祭りの方が
はやくから誕生していたといわれています。祭りとは、神社などがある山奥で神事の一環として未明から行われ
るのが一般的だったそうです。そのため、村人たちはその光景を見ることが出来ませんでした。しかし、村人た
ちもその光景を一目見たいということで、それならば山奥にある神社から神様を神輿に担いで大名行列のような
かたちで町や村まで降りてくればいいのではないか?ということから祭礼というものが誕生しました。また、祭
礼の際には必ず海辺にある御旅所まで行って山に戻ってくるというのが習わしでした。
なぜ、海辺までわざわざ行くのか疑問に思いませんか?
その答えはいたってシンプルで、神様は毎日毎日たくさんの人から願い事を頼まれ心身ともに疲れているため、
リフレッシュ(常若)するためにわざわざ海辺まで訪れるそうです。僕もこの説明を受けた時は正直ビックリし
ましたが、神様もふつうの人間と同じような心の持ち主なんだなと思い親近感がわいたのを覚えています(笑)
コメント